はじめに
自殺者の撮影が目的ではなく、自殺者が通った可能性のある場所の探索と周辺の景色を紹介するものです。多くの人に青木ヶ原樹海の魅力を知ってもらい自殺者が減る事を願っています。
今回は青木ヶ原樹海にある2カ所の立ち入り禁止場所周辺の景色と、周辺には遺留品が多数ある噂も聞いてるので事実確認と樹海探索してみました。始めに青木ヶ原樹海がどうして有名になったのか?から見ていきましょう。
「樹海は一歩入ると抜け出せない」・「自殺の名所」と検索すると両方とも一番上に青木ヶ原樹海が表示される。
青木ヶ原樹海は他の森より自殺者が多く発見されるようになり、「青木ヶ原樹海は自殺の名所」と言われるようになったきっかけは、テレビドラマ化された松本清張の「波の塔」で取り上げられたからであろう。自殺の名所で取り上げられた側は大迷惑に違いない…美味しい食べ物屋さんがテレビで放送されたら今度行ってみようとなり、同じように青木ヶ原樹海で自殺者が多いなら、樹海で自殺しようと考えしまうのですよ。テレビの影響力は大きく、新聞・テレビ・本(雑誌)で情報得るのが主流だったんですけどね…富士山周辺には何度も行った事ありますが、樹海に行った事は一度も無いのですよ。本当に青木ヶ原樹海は自殺者を呼び寄せる不思議な力がある場所なのか、気になったので樹海へ行ってみる事にしました。
青木ヶ原樹海ってどんなとこか?
上記をクリックすると、私が実際に見てきた青木ヶ原樹海の説明と、初心者でも安全に散策できる観光スポットを紹介してますので、興味ある方は是非覗いてみてください。
青木ヶ原樹海を上空から一目見たいとこですが、今回は陸から見た樹海はどんな景色なのか散策しようと思います。詳しい場所を調べてみると、どうやら「樹海の入り口」と言われる「富岳風穴」から青木ヶ原樹海へ入れるようです。ここには幸い駐車場・トイレ・軽食・お土産屋があるので便利。
私が駐車した場所は、樹海入口近くでトイレも・お土産屋も近くで良い場所ですが、駐車場内は一方通行で、左側の駐車場は手前方向に白線が引いてあり、頭から突っ込んで停める場所のようです。左側と正面に別の車が停まったら10回くらい切り返ししないと左に曲がれないから、奥の角地か、出口に近い右側に駐車するのを強く推奨します。この場所は、富士五湖めぐりや多くのライダーが寄り道するとこなので日曜日、祝日は多くの人が訪れます。
周辺にコンビニ等は無く森の駅風穴は日曜日午前9:00~17:00時までと営業時間は短めで、うどん・そば・アイスクリーム等、防寒服・登山用グッズも売られています。
青木ヶ原樹海へ入るには許可が必要なの?
樹海内に入る為に許可を取る必要は無く、24時間出入り自由で樹海入場料等もありません。
樹海内にある観光スポット2カ所の溶岩洞窟は有料。富岳風穴で両洞窟セット券を購入すると大人600円で100円お得になります。
余談ですが、青木ヶ原樹海は国立公園内なので個人で土地を買うことは出来ません。
青木ヶ原樹海に入る前にあると便利なもの
湿布・痛み止め
樹海の地面は平たい所は少なく溶岩で出来た凸凹の道もあれば、上り坂や下り坂もあり、滑りやすい落ち葉、溶岩に付いてるコケで足を滑らせて捻挫する可能性がある。
携帯電話
樹海は森林でさえぎられる場所は少なく電波感度良好。
色の着いたテープ・ナイロンロープ
遊歩道から離れなければ安全ですが、散策中トイレに行きたくなった時、遊歩道でできますか?
遊歩道から離れる場合は、近くの木に目印として、色の着いたテープを貼るか、ナイロンロープを伸ばして迷わないようにする。
水筒・食料
散策距離によりますが、30分歩くだけでもかなりエネルギー消費するので、最低ペットボトル500ミリ1~2本は必要。
歩行に支障ない程度で、後はあなたの考え方次第ですね。
身分のわかるもの
余計な荷物は持たないようにと、万が一の時に自分が遺体となって発見された場合、身元不明で困らせたくない思いからです。
財布・現金・カード等は樹海で必要ないですからね。
護身用ガス銃
考えすぎ・常識の範囲超えてるかも…青木ヶ原樹海にはどんな人とすれ違うか分からりません。散策に来てる人・思いつめてる人・樹海自然歩道でランニング・猪・鹿・野犬が急に襲ってくる場合もあります。些細な事からトラブルで絡まれる事もあるでしょう。
自分の身は自分で守る意思も大切です。
青木ヶ原樹海で何人かとすれ違い、中には用心深く流石だなあと思った外国人も居ましたよ。その内容は…
外国人は相手を注意深く観察してる
左前ポケットにガス銃を差し込み上のトレーナーで隠して歩いていると、始めは1人目の外人さん、欧米風の190センチ位の方はじーっとポケットを見たまま普通にすれ違いました。気のせいかと思い特に気にならなかった。続いて2人目の外人さんも、又ポケットに視線がいってるのを確認!特に問題なくすれ違いました。そして3人目の外人さん、ロシア人風の人とすれ違った時も又同じくポケットをじーっと見てたので確信したようです。偶然かも知れませんが、外人さんは人とすれ違う時から防衛するように訓練されてる可能性大。よく考えてみると外人さん(軍隊)は「やられる前にやり返せ!」が叩き込まれてるのを思い出したそうです。現代の日本人は人とすれ違う時相手の所持品見てる人はいるのでしょうか?外人さんから見るとスキだらけで簡単に始末されちゃいそうですね。日本人のスマホ見ながら歩いてる特性を活かして、スマホ見ながら歩く軍事パレードを行えば上位入賞できるかも知れません。
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ここからが青木ヶ原樹海への入口になる
こちらは青木ヶ原樹海の営業終了の看板では無く、奥にある建物の富岳風穴チケット売り場の営業終了を示したものです。
道なりの坂を上りきると富岳風穴風穴・鳴沢氷穴の両洞窟セット券を購入できます。そして、写真左側に見える看板に書いてある東海自然歩道を通って、約徒歩30分で青木ヶ原樹海を探索しながら鳴沢氷穴へ行けます。
自然歩道には突起物があったり倒れそうな木も並び、地面は溶岩でコケが発生して滑りやすいので、足もとしっかり見ながらゆっくり歩かないと、転倒・捻挫します。普通に歩いていれば怪我しないです。
青木ヶ原樹海には背の高い木が多いために、快晴の10時頃でも薄暗い場所もあります。
青木ヶ原樹海の見所のもう1つがコケ。定期的に青木ヶ原樹海コケ散歩も行われて、運が良ければ今までに見たことのないキノコが生えてるかもしれません。コケと森林を観察しながら自然歩道沿いに進んで行くとロープに貼られて何か表示されてます。
青木ヶ原樹海1つ目の立ち入り禁止場所
自然歩道から近づいて見ると、そんなに古くないロープに貼られた立ち入り禁止の札がある。立ち入り禁止の札が低い位置にあるので簡単に行けてしまいます。その場から見える範囲で奥を覗くと…
自然歩道が残っているものの、さらに奥へ進んで行くと倒木がありこれ以上進むなと思わせるような場面に出くわした!
倒木してる木を普通に乗り越えて進んで行くと自然歩道の先は徐々に狭くなり無くなります。
自然歩道が無くなった周辺を見渡すと緩い崖になっていてる。辺りを見渡すと木の周りにナイロンロープが貼られていました。すでに誰かが奥地に向かい、迷わないようにした印なのか、以前に何かが発見された印なのかは不明。周辺に何か置いてあるのかも気になるけど、足場が悪いのでこれ以上行くのはやめておきました。
青木ヶ原樹海2つ目の立ち入り禁止場所
日曜日の10:00過ぎになると人通もふえ、多くの方がこの看板に気づいて立ち止まり物珍しそうに撮影して行きます。
自殺の原因が家族だったり、身寄りの無い人がこの看板を見たら思い止まるでしょうか?絶望感を与え追い討ちかけてる気がします。
家族の事を考えさせるよりも、相談にのる事を強くアピールした方が思い止まる人が増えるかも知れませんね。
鳴沢氷穴から樹海入口に設置されてる看板で、正面には低い位置に置かれた「このさきあぶない」と…この先危ないと表示されている割には、多数の人が入って行ったように見える。
この場所は鳴沢氷穴から進む樹海入口で人通りも多く、高さ1メートルくらいで立って歩くにはしんどい場所。ここから入るのをあきらめて迂回すればきっと奥地にたどりつけるはず。この奥に進むとどんな景色が見れるのか…この先を調べるには地元の人の協力を得て調べてみたいですね。
青木ヶ原樹海に遺品があちらこちらにあるのは本当か?
自然歩道沿いに落ちていたものというなら、落ち葉と倒木くらいで、マナー悪い奴が捨てそうなタバコの吸い殻などはありませんでした。樹海で唯一見つけたのは人間が捨てたと思われる空き缶だけです。周辺に遺体がないので誰かが飲み捨てたのでしょう。
まとめ
青木ヶ原樹海は、背の高い木々と溶岩の大地にコケが覆いつくされた神秘的な森で、自然歩道からそれなければ初心者でも安全に探索出来る観光スポット。
緊急トイレ等で自然歩道からそれるときは、木に目印を付けるか、長いナイロンテープをもって迷わまいようにすること。
1つ目の立ち入り禁止場所は自然歩道の分岐になっていて、入っても行き止まりなってるだけ。もしも立ち入り禁止の札が無かったら必要以上に進んでしまい、方向感覚がなくなり遭難します。自然歩道からそれても普通に歩ける場所もあるので、しっかり周りを見て自分がどの方向に歩いてるか意識しましょう。
2つ目の立ち入り禁止場所は歩いていけない獣道で動物の住処になってる可能性がある。
残念なことに、2017年では130人が樹海で自殺されて日本で最も自殺の多い場所となってます。
それと、栃木県にある華厳の滝が2番目に自殺の多い場所となってます。
青木ヶ原樹海のイメージ向上のため、定期的にパトロール隊が巡回したり、警察官のパトロールも強化され、不自然な格好で訪れる人には積極的に声かけるなどして、支援活動もされています。
不自然な恰好とは夕方にスーツ姿で富岳風穴駐車場から樹海に向かう人など。
自殺者は自然歩道からそれてから、そお遠くに行かないで少し離れた場所で遺体になってしまっているとか、あらゆる場所から奥地に入れてしまうので発見されにくい場所もある。遺体が見つかって動物に荒らされてる事も…
ですから樹海の自然歩道で遺留品があっても遺体が見つかることはまずない。自殺者が多いとは言え広大な青木ヶ原樹海で遺体を発見するのは簡単ではないようですよ。
自殺者の遺体が発見されたら、捜索費、遺体の搬送量は親族に請求されるのを忘れてはいけない。
自殺は本当に早まっていけないので、もう1度考え直して0555-22-0110へ相談するようにしてもらいたい。
本当にお困りなら支援してもらっても良いじゃないですか!
自殺の名所で有名なってしまった青木ヶ原樹海が観光地で有名になる日がくる事を望んでます。